僕の大好きなドラマー、セシル・モンローが天国に行ってしまいました。

セシルへ

君が今天国にいるなんてどうしても信じられません。
あのやさしい、でもちょっとシャイな笑顔でひょっとそこから現れそうに思えて仕方ありません。
僕が26年前、12年のNY生活から帰国して間もなくトロンボーンの福村博のコンサートを聴きに行った時、君に初めて会いました。
その澄んだドラムの音と深いグルーブは僕にアート・ブレイキーの音を思い起こさせ、終わってからすぐに楽屋に行って僕のバンドに参加してくれるようお願いしたら君は快く“もちろん、喜んで参加したい(Sure, I’m glad to do it!)」と言ってくれました。
その時から僕のバンド「MATSURI」で7年、「EAST BOUNCE」で10年、その他ピアノトリオ等で、25年間過ごしてきました。僕の40数年の音楽生活の中でこんなに長い時間演奏活動を共にしたミュージシャンは君以外にいません。

その間僕達はお互い刺激し合いながら成長してきたと思います。特にアコースティックベースで16beatを演奏するという新しいサウンドを二人で作り上げたのは自慢できる事だし、その後プーさんとのフリーミュージックも僕達に新しい目を開かせてくれました。「もう4beat,8beat,16beat, Free….何でも来いだし、自由自在だね。」と話した事を覚えています。

とにかく僕達は“We had great time.”だったと思う。それは音楽だけではなくツアーそして打ち上げの時の酔っ払い等、数え切れない楽しい思い出が次々と思い出されてきます。
君は本当に優しい、スウィートな人です。今までセシルが怒ったり、イライラしたりするところを見たことは一度もありません。
皆に愛され、その証拠にいつも日本で一番忙しいドラマーでした。日本のジャズシーンに対し大きな貢献果たしました。
あの暖かくて澄んでいてそして力強いナチュラルな深いグルーブを持った君のドラムと一緒にもう演奏できなくなってしまったのは本当に寂しいです。

I missed you so much. I LOVE YOU.

CHIN

2011年9月6日(火)六本木 フランシスカン・チャペル・センターにおける 告別式でのお別れの言葉。

関連記事

  1. KURUME JAZZ Interaction 2018 久留米シティ…

  2. ジャズ研の人気者

  3. 甥と姪とのジョイントコンサート

  4. レギュラーバンド

  5. Bass Talk ツアー

  6. 東京と音楽そしてとりとめのない事(酔っ払いの戯言)

  7. 本田竹広

  8. レコードからのコピー

PAGE TOP