NYとカリフォルニア

2004年5月26日

 久しぶりに近況報告します。

もう随分たってしまいましたが、3月3日~14日までNYとカリフォルニアに行ってきました。NYでは昔の仕事仲間のLEROY WILLIAMS(ds)とRICHARD WYANDS(p)での僕のトリオで演奏しましたが、二人とも本当に残り少なくなった真のBE BOP PLAYER で又いつか日本へも呼んであげたいなーと思いました。

カリフォルニアは秋吉敏子トリオの仕事でドラムは敏子さんの旧友、EDDIE MARSHALLでしたがテイスティーなとてもいいドラマーでした。

サンフランシスコ近郊2ケ所とL.A.1ケ所、とRENOと全部で4ケ所だったのですが、西海岸で演奏するのは本当に久しぶりで、ART BLAKEY時代の思い出が沢山よみがえってきました。

NYとカリフォルニアはやはり文化が違うなという感じで西海岸は本当にのんびりとゆったりと時間が流れているのを感じました。

一方でアメリカはイラクと戦争していて、本土は平和で豊かな人々の生活がある。何なんだろうなーこれは………

R ENO という所は初めて行ったのですが、LAS VEGASみたいなギャンブルシティーで空港降りたらすぐにスロットマシーンが並んでいました。ここでは大学でのコンサートでしたが日本人学生がたくさんいました。 街の風景は山は岩や土むき出しの殺風景な砂漠みたいな所で飛行機の上から眺めながらアメリカは本当に広いなと感じました。

敏子さんは日本人でありながら米国で自分のオリジナル音楽を発表し続けてこられ、アメリカ人にappreciateされて、その姿を見て本当に頭の下がる思いでした。

5月20日~24日は今度は隣の国、韓国へ行ってきました。旧友のイサオ・ササキ(p)と松本淳子(v)と一緒で今回は韓国訪問2回目なのですが、一日目はチャリティーコンサート、二日目はTV出演、三日目はソウルから100kmくらい離れた所での野外コンサートというスケジュールでした。イサオは今韓国で超人気があって、そのコンサートでも2回ステージで3000人位人を集めてしまうほどです。韓国のメディアで流れた彼の曲が韓国人の琴線に触れたみたいでCDが売れています。このコンサートも特に若い人が沢山集まってくれました。

イサオとはNY時代にNYで会って、おもしろい曲を書くヤツだなーと思いよく二人で僕の家でduoをやっていました。彼の音楽スタイルは誰々風という事は全くなく、まさにイサオ節という感じで韓国の人達は先入観なく素直に音楽を聞くので受け入れられたのだと思います。演奏していても音が聴衆にしみ入っていく様に一生懸命聞いてくれるのです。もう日本には少なくなってしまった人々の純粋さを感じました。そして一つの事を信じてずっとやり続けることがいかに大事な事か、イサオの旅を通じてわかりました。

毎日の辛い韓国料理とJINROの飲み過ぎで最後の日、ついに胃がぶっこわれてしまいました。日本に帰ってきてから禁酒・おかゆの生活が続いています。でも又行きたいな。韓国料理大好きだし、純朴な人々にまた会いたい!

                               CHIN

関連記事

  1. 一週間 N.Y. へ行ってきました

  2. 紀尾井ホールでのコンサートが無事終わりました

  3. 天野昇子さんとのボディ&ソウルでのLIVE

  4. N.Y.に行ってきました

  5. レコードからのコピー

  6. 「EAST BOUNCE」そして「BASS TALK」の初ツアー

  7. ジャズ研

  8. BASS TALK で九州をまわってきました

PAGE TOP