2009年9月22日

またまたご無沙汰でした。
増尾との長かった11日間のツアーもようやく終わり、ここんとこ少し余裕ある日々を送っています。
今日は僕の持っているベースについて…。
僕はベース三つ持っているんですが、一番いいのは"ポスタキー二" イタリア製のオールドです。
この楽器は世界のベースの名器50台に入るほどの素晴らしい楽器で1700年代の終わりか1800年代の初頭頃の作と思われます。深くて強い音がします。ツアーにはほとんど持って行きません。コンサートや主にレコーディングに使っています。この楽器はアメリカのクリーブランドで購入しました。

今まで一番多く普段、ライブやツアーで使っているのは"パレスキ"イタリアの1980年製です。
この楽器でもずいぶんレコーディングをしているし、一番慣れている楽器なんですが、ただ最近欲をかいて内部の部分改造をしたら音が前と大分変わってしまい、今リハビリ中です。この楽器は1981年、"楽器を探してイタリア一人旅"の末入手しました。

もう一台はNYの増尾のスタジオにずっと置いてあって、NYのギッグやアメリカツアーの時使っていたチェコ製のプライウッド(ベニヤ板)ベース。
学校とかで使われていたと思われる、安物の50年以上は経っていると思われるベース。
ファンキーで柔らかい音がします。
CD"FOR YOU"の時に使用しましたし、この間の九州ツアーはこのベースを持って行きました。
三種三様それぞれ特徴のある楽器で弾き比べるのがとても楽しいです。
若い頃は自分にあった理想の楽器を探して世界中を飛び回りましたが、完璧な楽器なんて存在する訳がなく自分にあった楽器は自分で育て上げて行くもので、楽器も自分に歩み寄ってくるし自分も楽器に歩み寄って行くものだと分かるまでずいぶん時間がかかりましたよ…。
お互い時間をかけて、馴染む事が一番大事。
楽器は生きています。"ポスタキー二"などは魂が宿っているとはっきり感じます。
ベース大好き…。

                               鈴木良雄

                    
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