2009年6月18日

その後のジャズ研時代と増尾との関わりは又書くとして、5月29日〜6月4日まで久し振りに増尾とツアーをしました。
最初の2日間の静岡Life Timeと名古屋Lovelyは「BASS TALK」のフルート井上信平と僕のもう一つのバンド「Generation Gap」の若いドラマー大村亘のカルテットでやり、後はDuoで名古屋の近くの丹波郡扶桑町コントレール、土岐Bird & Diz、飯田CANVAS、小布施BUDと回りました。
増尾とは早大ジャズ研の後、渡辺貞夫カルテットで約2年間同じ釜の飯を食ったんだけど、その後は僕が渡米した時に増尾が推薦してくれてソニー・ロリンズのバンドでフィラデルフィアで2週間演奏した位でその後はたまーに演奏する機会があっただけでした。
今回は久し振りのまとまった共演だったんですが、やはり若い頃一緒にやっていた経験というのは体に染み付いていてすぐに昔みたいに打ち解ける事ができました。
今年は7月〜9月までまだツアーがたくさんあるし、考えてみればduoでこんなに増尾と演奏するのは初めての経験なのですごく楽しみです。
先日のツアーで長野県の飯田から小布施に行く途中、1日offにして僕の生まれ故郷、木曽福島に増尾を連れて行きました。
木曽福島は島崎藤村が小説「夜明け前」の中で書いているように山また山の連なる木曽谷の中にあります。谷底を木曽川が流れ、山の斜面に家々が建っていて平らな所は学校の校庭くらいで、春は新緑が美しく秋は紅葉がまぶしいくらい目に入ってきます。
僕はこの美しい木曽でもう10年以上毎年のように福島町役場の人たちが中心となる「川遊び若衆」の方々の主催でコンサートを開いていますが、今回どうしても増尾に木曽の美しさを見せたいのと木曽の方々による本場の木曽節と木遣り歌を聞いて欲しいと思い連れて行ったんです。
「BASS TALK」ももう何回も木曽に行ってますが最初にこの歌を聞いた時、余りの素晴らしさに心打たれ、ピアノの野力は涙を流していました。
増尾も男らしくてかっこいいと大感激でしたが帰り道二人であの歌を聞くとオレ達がやっているジャズなんてすごく小ちゃく感じちゃうねと話しました。誰が作曲したか分からないけど永い間歌い継がれてきた民謡というのは力強くて深い味わいがあり又木曽の人は皆唄が上手いです。
今年は10月25日の紅葉の季節に「BASS TALK」プラス 今韓国で大人気のユニークなピアニスト“イサオ・ササキ”を連れて木曽福島にコンサートツアーが出来るので今から楽しみです。
いつか機会が会ったら是非皆さんにもに木曽の美しさを見てもらいたいし、この歌の素晴らしさと聞いてもらいたいと思います。

 

                               鈴木良雄

                    
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