2005年7月11日

 6月、7月と続いて海外に行くチャンスがありました。6月はバルト3国の一つであるエストニアを拠点としてスウェーデン、ラトビアなど、BASS TALKの面々を引き連れてのツアーでした。

 現在エストニアには学生時代からの知り合いで、NY時代も同じアパートに住んでいて、よく朝まで飲んだりしていたギタリストのRYO KAWASAKIが住んでいて今回は彼の骨折りでツアーが実現したわけです。

 エストニアという国は余りなじみがないと思いますが、もちろん僕たちも今回初めてでしたが、とにかく美しい国で、昔の良きヨーロッパがそのまま残っていて、滞在したタリンは街中が石畳で教会あり、お城ありの小さな街でした。又すべてが素朴で人々も親切でやさしくて、都会人が失ってしまったものを沢山持っているという感じがしました。

 まだ観光客もそれほど多くなく、2週間の旅のうち、半分以上滞在したエストニアは本当におとぎの国の様な所でした。

 その後ベーシストの森泰人君が住んでいるスウェーデンのイェーテボリに行き森君がプロデュースしてくれたコンサートを二つこなしたあと、タリンに戻ってから車で隣の国ラトビアまで行ったのですが、5時間くらいのドライブの間、ほとんどまっすぐな道には全くと言っていいほど信号がなくて普通の道なのに高速道路を走っているような感じでした。まわりの景色は全く山はなく、フラットでそれほど大きくない木が草原の中に生えているという感じでした。

 6月は白夜の季節で10時半頃から薄暗くなって空が青いまま、又2時頃に夜が明けてくるという初めての経験で、滞在中ほとんど晴れていたので、ずーっと昼間だったような気がします。そのラトビアからの帰り道、白夜の真夜中に走った景色の美しさは忘れる事の出来ない思い出の一つです。

 最後に行ったハープサルはチャイコフスキーが愛した美しい入り江のほとりにある大きなレストランのLIVEだったのですが、その時の夕陽の美しさにはBASS TALK全員、大感激でした。そのそばにある石のベンチに座るとなんと後ろからチャイコフスキーがここで作曲したといわれる白鳥の湖が流れてくるではありませんか。これにも感激でした。

 そうそう、言い忘れましたが、BASS TALKの演奏は毎回大受けで、持っていったCDは2日間であっというまに売り切れてしまいました!

 さてその後、東京に帰ってから一週間ほど神戸、大阪とツアーしてから今度は僕にとっては第3の故郷であるNEW YORKへ飛びました。ここ数年ジャズのLIVEをやっているKITANO HOTELでピアノのMARK SOSKINとドラムのSTEVE JOHNSとのLIVEだったのですが、そこのスケジュールを見ると昔一緒にやったCECIL PAYNE(bs.fl )やROB SCHNEIDERMAN(p)の懐かしい名前があったり、週末にはLEW TABACKIN(ts.fl)とBENNY GREEN(p)のカルテットが出演していたりして、僕も聞きに行ったのですがLEWとはもう何回も仕事してるし、BENNYとは何年か前ジャズフェスでJIMMY COBB(ds)のKIND OF BLUE BANDで一緒に出演して以来なので懐かしかったです。また、僕のトリオの時はHARVEY MASON(ds)が来ていてほとんど最初から終わりまで聞いていました。そして、You sounded absolutely incredible! とメールをくれました。

 これぞNYだから起こりうる事で、それだけでなくてもNYは大好きだな。 でも9・11以降、昔みたいなゆったりしていて無限に自由なNYとは違ってしまったのがちょっと寂しいなと思います。早く平和で安全な日が戻ってくるのを心から祈っています。

2005.7.11   NYから帰国する飛行機の中で…….


 PS :メンバーで唯一デジカメですばらしい景色をとりつづけていた岡部洋一がそのうち写真を送ってくれると思います。お楽しみに!

                               CHIN

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