2003年11月28日

 9月、10月、11月とここのところ演奏旅行で山や自然に接する機会がありました。

 9月は北海道を釧路・北見・旭川と、大草原や山や峠をぬけての車移動でしたが、雄大な日本とは思えないような景色が連なり、山の形は本州とはちょっと違う感じですが、とてもきれいでした。

 10月は新潟から酒田・仙台・田沢湖とぬける電車移動でしたが、東北の山は手付かずの奥深い山が連なっていて、まだまだ日本には豊かな自然が沢山あるんだな、と嬉しくなってしまうと同時にこれからもこの美しい自然を大切にしていつまでも人々に安らぎを与えて欲しいと思いました。

 そもそも僕は木曽の山深い所で生まれ育ち、子供の頃から山で遊んだり、釣りをしたり、栗拾い、きのこ取り等、自然に親しんできただけに山が大好きです。その愛する木曽で10月末に「BASS TALK」のメンバーの井上信平、野力奏一と3人でコンサートをしました。木曽福島の沢山の友人達が企画してくれたコンサートだったのですが、ステージには木や枯葉を運んで来て飾り付けし、まるで山の中で演奏しているような、素晴らしい雰囲気を作ってくれ、演奏の方も最高に盛り上がりました。

 僕は一日前に木曽に入り、コンサートの日の朝は早く起きて昔良く釣りに行っていたダムまで散歩したんですが、その日の山の紅葉が雲一つない日本晴れの空に映えてその美しい事。僕はこのような美しい自然の中で生まれ育つ事ができて本当に幸せだったとつくづく思いました。

 コンサートの後はいつもながらの打ち上げでしたが、友人達が歌う本場の木曽節や木やり歌、十数人が皆で歌うのですが、これが素晴らしくて、井上信平も野力奏一も感激して涙ぐんでいました。

 コンサートではピアノで僕なりのジャズハーモニーを付けた木曽節を披露したのですが、皆はどう感じたのかな...

 又、今回、ある方がバイオリン制作者であった父の建てた家を大事に保管していてくださっていて、その僕の生家でもある家を見せて下さいました。その家は父がこだわって節のない木曽のひのきで作った家で、もう懐かしさでいっぱい。50年の時間が逆戻りしたみたいでした。 木曽にいると心臓がドキドキ、ワクワクする気持ばかりです。

 11月は2度にわたって蓼科にある姉の山荘を借りて曲作りに励んできました。一人になって集中しないとなかなか曲ができないので、いつもこの山荘で曲作りをするのですが、ここも蓼科の山奥で音が静かでとても心が落ち着きます。

 僕の音楽には山の精気が沢山宿っています。 I love mountain!!

                               CHIN

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